2006年9月の日記

アデレード日記　2006年9月

2006年9月30日（土）　初！アデレード観光

やっとかえるにゃんの家にも、念願の車がやってきたよ～♪日本を発つ前日に、港に置いてきてから早2ヶ月、のりちゅう色々手続きお疲れさんでした。
そんなわけで、今日早速アデレード周辺の日帰り観光に行ってきたよ。

まず訪れたのは、アデレードの北東の丘陵地帯に位置するGumerachaという場所にあるToy Factory。巨大な木馬がトレードマークなんだよ。ここには鳥がたくさん放し飼いされてて無料で見学できるってことで、数年前に行ったことのあるのりちゅうから話を聞いて、ぴかちゅうは絶対行ってみたかったんだって。

おみやげ物屋の裏手が柵に囲われてて、アヒルやらクジャクやらがたくさん放し飼いにされてたよ。のりちゅうは、キバタンに餌をあげようとして、かまれて指に血豆ができちゃってたよ。皆も大きなオウム系に餌をあげるときは気をつけてね。

Toy Factoryをみた後は、林の中を北上してワインで有名なバロッサ・バレーに向かったよ。さすがにオーストラリアのワインの8割を生産しているらしいだけあって、見渡す限りワイン用の背の低いブドウ畑だらけだったよ。

気の小さい人間二人は、小さなワイナリーだとテイスティングだけして買わずに出てくるってことができないので、今回は大きなところを数ヶ所選んで回ってたよ。かえるにゃん的には、小さな家族経営のワイナリーの方が好きなんだけどねえ。

で、最後に寄ったのが、日本にも輸出しているので飲んだことのある人も多いんじゃないかなっていう「Jacob's Creek」。ここの建物はなんだかモダンで、美術館みたいな感じだったよ。ここで二人はお値打ちの割においしい赤ワインをみつけて買って帰ってきたのでした。いつも箱ワインしか飲んでないから、たまには良かったね。

Jacob's Creekのビジター・センターとブドウ畑

そうそう、大きなワイナリーは林の中にあったりして、敷地が広くて、ぴかちゅうは日本にいた頃何度か行ったことのある、サントリーの白州蒸留所を思い出す～って言ってたよ。ここもウイスキーのテイスティングができて、林の中のお散歩が気持ちいい、信州のおすすめスポットらしいよ。

かえるにゃんも今日は新しい友達もできて、楽しい一日だったのでした。

Toy Factoryのワラビーくんと

2006年9月24日（日）　裏庭に来るモノクロの生き物たち

久しぶりの日記だと思ったら、また裏庭の話かよ、なんて言わないでね。

かえるにゃんも本当は、今日はここ行ったよとか、あそこ行ったよとか書きたいんだよ。でも、一週間以上前に取りにいけるはずだった車の検査が、まだ終わりやしない。まあ、かえるにゃんは舌も長いけど気も長いから、別にいいんだけどね。

おまけにぴかちゅうが今アデレードを席巻している（？）流感に罹ってしまって、今週末もおうちに引きこもりだったんだよ。

そんなわけで、今日はうちの庭にやってくる白黒い生き物を紹介するね。

まずはいつも「ヒーホーヘー」と素っ頓狂な声で鳴いているこいつ。英名はAustralian Magpie、和名はカササギフエガラス。体長は34-44cm、ダーウィンなどの最北部を除くオーストラリアほぼ全土に分布していて、５つの亜種が確認されてる。アデレードにいるのは、亜種White-backedなんだって。亜種によって、微妙に白黒の配合が違うらしいよ。

次は、南オーストラリア州の旗でお馴染みのこいつ。英名は、Magpie-Lark、和名はツチスドリ。体長は27cm。名前にLark（ヒバリ）がついてるけど、ヒバリの仲間ではないんだよ。タスマニアを除く、オーストラリア本土に広く分布しているのに、ＳＡの州鳥になったのは、どうしてなんだろうね？

最後に、これは「ねこ蔵」。うちの庭のマルチの中に巣を作って住み着いているけど、どうやら本当は隣の家の猫らしい。ので、きっと普段は「トミー」とか、「マイケル」とか呼ばれているんだろうね。
ちなみに母屋の人たちは「さしみ」と呼んでいる。由来は、母屋の住人の香港人の、唯一知っている日本語が「さしみ」だったかららしい。昼は猫相悪いけど、夜は超美猫になるんだよ。

来週末から人間二人はスクールホリデーなんだよ。北海道旅行で活躍したテントも届いたことだし、どこか遠出できるといいのだけどね。

ハトを狙う平べったいねこ蔵

参考： The Slater Field Guide to Australian Birds

2006年9月10日（日）　続々・裏庭

今日気がついたら、裏庭にまた仲間が増えていました。

昨日の日記で変なアヒルの話をしたばかりで、何てタイムリーなんだろう。

アップ

しかもこのアヒル、触ると鳴きやがります。
「グェグェグェグェグェ。　グェグェグェグェグェ」・・・と、ちょっとかえるにゃんの仲間みたいな声なんだよ。

ちなみに、このアヒルが設置された場所は、滝になっています。アヒルの立っている少し上から水が出るらしいんだけど、水が流れていく場所がないので、そのまま流したら裏庭が洪水になってしまいそうなんだよ。かえるにゃんは別に構わないけどさ。

それにしても、もしかして庭師はかえるにゃんの日記の存在を知っていて、わざとネタを提供してくれているのではないかと、ちょっとドキドキしているかえるにゃんなのでした。

2006年9月9日（土）　ショウへ行きまShow

アデレードでは先週の金曜日から、年に一度の一大イベント「ロイヤル・アデレード・ショウ」ってのをやってるんだよ。今日は最終日ってわけで、スロー・スターターの人間二人に連れられて、ショウを観に行ってきました。

アデレード駅からシャトル電車が出てたよ

元々農業祭だっただけあって、牛とか馬とか羊とか、家畜がいっぱいいたよ。豚のレースとか、木を切るレースとか、馬の蹄鉄を打つレースとかやってて、なんだかとてもまったりしている。家族連れやカップルに混じって、パンクファッションの若者達が羊なんかとたわむれている姿は、とてもほほえましかったかえるにゃんなのでした。