アデレード日記 2006年12月
2006年12月26日(火) ヘラサギ 今日はボクシング・デーで祝日だったんだよ。 ボクシング・デーの起源って何なんだろうねえ?昔ぴかちゅうが何度かキリスト教文化圏の人に聞いたらしいのだけど、皆「はて?考えたこともないねえ」って感じだったらしい。 一説によると、その昔ご主人様が使用人に「今年もご苦労さんでした」とプレゼントをあげる日だとか。もしくは、クリスマスにもらったプレゼントを開封する日だとか。いずれにしても、わざわざ丸一日祝日にして執り行うほどの行事とは思えないのだけどねえ。 でも、かえるにゃん家はすでに夏休みなんだから、祝日なんて関係ないっしょ?って思う向きもあるかもしれないけど、そんなことはないんだよ~ ほんとはこの夏休み、かえるにゃん家は、メルボルン辺りまで遠征だーとか、お友達夫婦とマウント・ガンビア(アデレードから4時間位のとこにあるSAで一番涼しい場所らしい)に避暑だーとか、色々計画を立てていたんだよ。でものりちゅう腰痛につき、遠出はまだまだ無理。計画は白紙に戻ってしまったのでした。 で、今日は昨日に引き続き街はゴースト・タウン状態。いい加減ウチの人たち、お家でゆったりクリスマスにも飽き飽きしてきたようで、家の中は沈滞ムード。 そんなわけで夫婦の危機を乗り越えるべく(?)、午後から近場にドライブに行きました。途中ビーチに寄ったりしながら(何せ広域アデレードの西側は延々ビーチなのだ)、最終的に前にも何度か行ったことのあるノアランガってとこまで行ったんだよ。 ここには河口付近が汽水になってる川が流れてて、以前人間二人はぴかちゅうが通ってた「南オーストラリアの鳥講座(笑)」のフィールドワークで来たことがあるんだよ。 水辺には、オーストラリアペリカンとかカモの仲間とか、セイタカシギとかアオアシシギとか、色々群れてたよ。上空では、モモイロインコ(Galar)とかアカビタイジオウム(Little Corella)の群れが、賑やかに通過していったよ。 で、本日の目玉はオーストラリアヘラサギ(Royal Spoonbill)。
そばの草むらに、とても大きなアザミ系の花が咲いてたよ。踏んだら痛そうだよねー。
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2006年12月25日(月) メリクリ! って、今でも言うのかねえ?? そんなわけで、今日はクリスマス本番だったんだよ。かえるにゃん家では、日本の伝統的なクリスマスにのっとって、イブに鳥の代わりにステーキを食べて(売ってた鳥がイマイチだったので)、シャンパン、は買えないので10ドルくらいのスパークリング・ワインを空けて、お祝いしたのでした。
ぴかちゅうは枕元に靴下をぶら下げておいたら、朝起きたら欲しかった鳥が入っていたそうで、よかったね。 のりちゅうとかえるにゃんのところには、サンタさんは来なかったんだよ(怒)。でも、去年のクリスマスは、かえるにゃんはダンボールに詰められてのりちゅうの実家の倉庫で寒く過ごしたからまあ、いっか。ちなみに人間二人は、去年の今頃は上海-昆明の長距離列車の中で、人民に囲まれながらカップラーメンすすっていたそうだよ。 で、今日クリスマスはこっちでは祝日なんだよ。で、やることもないし、午後から何も無い街を冷やかしに行こうってことになって、車でアデレードの中心部までお出かけしたんだよ。 クリスマスだし、やっぱ鳥も食べたいねーとか言ってたんだけど、ケンタも閉まってたんだよ。街の中心は案の定スーパーも市場もみーんな閉まって、一昔前の日本の元旦のように閑散としていたよ。開いていたのは、韓国食材のお店と北京ダックとか売ってるお店だけ・・・いくら鳥食べたいって言っても、北京ダックじゃちょっと違うよねえ。
ツリーが立てられた広場は、大きな声で叫んでる人とか、見るからにドールな人とか、明らかに異国出身の人たちがちらほらとか(かえるにゃん家含む)がウロついてて、怪しい雰囲気だったよ。 街まで出てきたついでに、北側のノース・アデレードに行って、アデレード市街の写真を撮ってきたんだよ。んー、やっぱりこじんまりとしてていいねえ。
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2006年12月20日(水) 師走だよ!かえるにゃん。 10日鰤の日記だねえ。 師走とは言いますが、かえるにゃん家は誰も走ってないよ。ぴかちゅうは、せっかく始めたジョギングも、三日坊主どころか一日で止めちゃったよ(←暑いから)。わざわざ日本からジャージ買ってったのにねえ。 先週の金曜から、人間二人は6週間にも渡る長~い長い夏休みに入ったんだよ。まあ、来年に入ったら就職活動再開だの、ボランティアのトレーニングだの、学校のホリデー・コースだの、なんやかんやあるらしいのだけど、今年いっぱいはすっかりダラけモードがかえるにゃん家を包んでいるんだよ。 おまけに今日は最高気温が37度だよ。午後10時現在、外気温がまだ30度もあるよ。だはー。 街はすっかりクリスマス・モード、らしい。でも、街角のクリスマスツリーをみても、やっぱりこの気温だとピンとこないんだよ。北半球生まれは、真夏のクリスマスに慣れるのに何年かかるのかねえ? そんなわけで、引きこもり生活に備えて、先日アデレードの中心部にあるセントラルマーケットに食料の買出しに行ったんだよ。人間二人は学校帰りとかにしょっちゅう行ってたようだけど、かえるにゃんは初めての体験だったのでした。 スクールホリデーが始まった週末だけあって、大勢の人でごったがえってたよー。
あとはなんだろねー。久しぶりに裏庭ネタでも。 庭師はどうやら飽きっぽかったらしい。最近はめっきり裏庭に現れなくなったよ。 ただ、60ドルも出して買ってきた柿の若木が枯れそうなんで、「気がついたら水をやってくれー」と頼まれたんだよ。しかしアデレードの気候で、柿は育つのかねえ。激しく疑問だけど、もし育って柿がなったらウレシイので、頑張って水をあげてみるよ。 でも、桃栗三年柿八年だっけ?実がつくのに8年かかるってことだよね? そうそう、裏庭の恐い植物も、とうとうアデレードの暑さと乾燥に負けちゃったよ。
ウラシマソウみたいな、真っ赤なつぶつぶの実を期待してたんだけどねえ。まあ、恐かったからいいか。 今はユーカリの仲間、「サマー・レッド」の花が盛りだよ。いかにも夏って感じだよねえ。
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2006年12月10日(日) ジャックとブラッド 今日はね、「Police Expo」ってのに行ってきたんだよ。直訳すると警察万博。でも、ふつうの万博の規模を想像しちゃいけないよ。 だって、ここはアデレード。実際行ってみたら、予想通りコンパクトで、ショボ好きかえるにゃんはウキウキわくわくだったのでした。
「誰それ?」って感じだよね。特に日本でこれ読んでくれてる人は。 ジャックとブラッドはねー、こっちで大人気(?)のドラマ、「Home and Away」に出てくる、警官と先生なんだよ。もう20年近く、平日の午後7時から毎日30分放映しているドラマなんだよ。オージーは皆、このドラマをみて大きくなるらしいんだよ。 そう、芸能人だよ、芸能人。アデレードに芸能人がやってきたんだよー。これは見に行くしかないっしょ。しかも入場無料だし。
ドラマでは、怪我をして車椅子に乗りながらリハビリ中のジャック。 ちなみにぴかちゅうは、ブラッドがけっこう好みらしいのだけど、本物を見た感想は、 「思ってたより髭が濃い」 との事。
結局お目当ての二人をたっぷり見て満足した人間二人は、他の展示はほとんど見ることも無く、帰路に着いたのでした。
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